南稜高校インターアクト部 廣田恵美さん
2007年9月6日(木)於:例会場
コーディネーター 新世代奉仕部門 伊藤公仁委員長 パネラー 南稜高等学校 インターアクト顧問 高橋 豊先生 ボーイスカウト戸田第1団 団委員長 金子秀一 様 ガールスカウト埼玉第18団 団委員長 牧 俊枝 様 Q.若い人たちへの教育、しつけは何を意味し、現状はどうなっているのか? 牧 少子化時代で一人っ子も多く、子どもを溺愛しいつまでも子離れ、親離れせず、或いはペット化し可愛がっている親がいますが、その親を育てたのは私たちの世代です。 金子 親子でも友達感覚、幅広い年齢の人と接していない、兄弟も少なく人間形成ができにくい状況にある。 高橋 20年程前は授業が終わると部活動に参加し、部員の上下関係もしっかりしていた。今は部活にも入らず、先輩後輩の教育もない。自分が正しいと思えば、それ以上に誰かの意見とぶつかり合うこともないような生活を送っています。 Q.最終的な目標や理念は何ですか? 金子 目標は人間形成です。1つの隊や班に3〜5学年のスカウトが一緒に行動しています。上の子が下の子に技術などを教えて伝承していく、ひとつの社会を形成しています。その中でリーダーシップを育み、人間としてのあるべき姿を教えています。 牧 ガールスカウトも同じ精神ですが、男子と女子の資質が違いますので、女の子でなければできないことを選び、将来、家庭をもち子どもを産むわけですので、広い意味でしっかりした、何事があっても耐えられる女性に育てるのが最終目的です。 Q.モンスターペアレンツ(学校に対して自己中心的で理不尽な要求を繰り返す保護者)が増えているようですが? 高橋 小中学校の場合、自分の子どものためなら周りの子どもは全く関係ないと学校に色々なことを要求し、教員の中では精神的にかなりのダメージを受け、精神疾患となり退職した人もいると聞いております。南稜高校では幸いに問題も起きていませんので、そういう意味では教師と生徒、或いは父兄との関係が比較的良い状態であると思っています。 Q.スカウトに子どもを預けるご家庭であった実例を? 金子 一時代前はお父さん、お母さんも実際の指導はしませんがサポート役に回っていただけました。ところが昨今では、塾感覚でその時間に預ける、サポートやお手伝いはできない、あまり強く言うと子どもを辞めさせてしまう家庭も中にはあります。 牧 ガールスカウトの場合、子どもの分までお茶を入れたり、全部面倒を看てしまう親がおります。活動の様子を知りたい時は、お子さんから聞いて下さい、と答えています。 Q.この時代、家族として、家庭として在るべき姿は? 高橋 子どもと親の持っている価値観は、世代が違うので当然ですが、子どもの話に耳を傾けられる親、或いは子どもを受け止められる家庭であることが重要です。 Q.家庭の在り方に問題があるとき、公立高校として意見を言えますか? 高橋 子どもの中に、人生を切り拓いていく力が育ってこないのでは将来が心配ですので、子どもの将来、これからを探っていく、話を聞きそれらを解決する方法を見出したいと考えます。基本的には、話を聞くことが大事だと思います。 Q.子どもの話を聞く機会が薄れてきているように思えますが? 金子 親が一つの枠を決めてしまい、子どもの判断の前に親が決めてしまう傾向があります。もっと大きな目で、もっと子どもを自由にしてほしい。 牧 私の世代では、子どもを叱って育てた覚えがあります。親だから愛情を持って叱れるという傾向が少なくなってきたようです。大人が子どもを叱れないという時代になってしまったのが非常に残念です。 伊藤 パネラーの皆様にはそれぞれの立場で大変素晴らしいお話をいただき有難うございました。私たち新世代奉仕の委員会活動の参考にさせていただきます。皆さんの子どもに対する愛情、情熱という共通点を実感いたしました。 最後に、まとめと致しまして、地区新世代セミナーで関口パストガバナーに教えていただきました、スウェーデンの中学校の教科書に載っている『子ども』を紹介させていただきます。 批判ばかりされた子どもは 非難することを覚える 殴られて大きくなった子どもは 力に頼ることを覚える 笑い者にされた子どもは 物を言わずにいることを覚える 皮肉にさらされた子どもは 鈍い良心の持ち主となる しかし、激励をうけた子どもは 自信を覚える 寛容に出会った子どもは 評価することを覚える フェアプレーを経験した子どもは 公正を覚える 友情を知る子どもは 親切を覚える 安心を経験した子どもは 信頼を覚える 可愛がられ抱きしめられた子どもは 世界中の愛を感じとることを覚える <スウェーデンの中学校教科書より>
「民間の活動で国際協力を深めていくのは素晴らしいこと。喜んできました」と笑顔であいさつ。米国シアトルから参加したGSE女性メンバー5人に「日本の美しさと日本人の美しい心を紹介してほしい」と語りました。 出典:毎日新聞5/18